<富士通レディース 初日◇16日◇東急セブンハンドレッドクラブ(千葉県)◇6659ヤード・パー72>
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気温16.5度、北からの風が4mという数字以上に強い風と寒さに見舞われた大会初日。そのなかでツアー通算1勝の永井花奈が5バーディ・2ボギーの「69」でラウンドし、首位と1打差の3アンダー・2位タイと好スタートを切った。
好プレーの要因は“ゆったりゴルフ”にあった。それは、先週の「スタンレーレディス」がきっかけになったものだ。この初日は雨に加え、気温17.3度、最大瞬間風速10.4mと難コンディションで、永井は出だしの10番、さらに12番でボギーといきなりつまずいた。そんななか5ホール目を終えた時、キャディを務めていた清水重憲氏からの「落ち着いてやろう。タイミングを意識していこう」というアドバイスを聞き、プレーが劇的に変わった。
「雨と風でテンポが速くなってしまっていたんです。ショットは優勝時よりもいいときもあるのに、スコアにつながらない。それで技術以外のコースの回り方に何かあると思っていたところでした。スイングだけでなく、全体的に急いでしまっていました。今までリズムを意識したことがなかったけど、スイングを含めてそこを意識したら全体的に良くなりました」
さらにこの時は台風一過で晴れたものの、強い風が吹いていた最終日に6バーディを奪取。これで自信に変わった。「今なら風のなかでも大丈夫」。その言葉通り、この日の好発進につなげた。
実は今の女子ツアーは、笹生優花が優勝した「ニトリレディス」から6戦連続で「ツアー1勝」の選手が優勝中。2017年の初優勝以来、勝利から遠ざかる永井はこれを聞き「できるなら勝ちたいですよ(笑)」と笑いつつも、「勝ちたいと思って勝てるものではないですが、やっていることは間違っていません。焦らずにいきたいです」と泰然自若を強調した。
今週は土日ともに雨予報で、気温が低く、強い風のなかでのラウンドが予想される。しかし悪癖を改善した永井なら、きっと今の“トレンド”に乗っていける。(文・秋田義和)
記事提供:ALBA.Net(GGMグループ)永井花奈、山路晶、ペ・ソンウが首位並走 1打差に勝みなみら